「管理ができない」の本質は、報告ができないことだった。

たまに「自分は管理能力が低くて」とおっしゃる方がいます。
ここでの管理とは、人の管理ではなく、情報やタスクの管理のことです。
最初のうちは「そういう人もいるよな」と思い、スプレッドシートでのチェック方法などを伝えていたのですが、なかなか改善しません。
もちろん向き不向きはあります。

ただ、あるとき気になることに気づきました。
管理が苦手な人に共通しているのが、「報告が極端に下手」だということです。

具体的にはこういう傾向があります。
・適切なタイミングで発信できず、指摘されて初めて報告する
・独自の言い回しを使うため、受け取る側が意味を掴みにくい
・毎回表現が変わるので、LINEなどで後から検索しても見つけられない
・必要な情報が抜け落ち、関係のない話が入ってくる(例:「●●が▲▲になったので集合が遅れます」→●●も▲▲も受け取る側には無関係で、何時になるかも書いていない、など)

こうなると、当然ながら管理もうまくいきません。
後から資料を整理しようとしても、どこに書いたかわからない。
表現が毎回違うから検索もできない。
探すだけで時間を取られる。そしてそれが繰り返されます。
さらにこういった方に限って、「忘れていました」「忙しくてできませんでした」という言葉も繰り返しがちです。

加えて、今の仕事はスマートフォンやPCの入力速度がそのまま仕事の速さに直結しやすいのですが、そういう方ほど入力も遅い傾向があります。

では、どうすればいいのか。
「管理が悪い」のではなく「報連相ができていない」のが根本原因です。ですから、まずそこを整えることが先決です。
具体的には、報告の際は相手の立場に立った内容を意識する。
また、報告そのものにテンプレートを用意して、言い回しを統一し、後から検索しやすい状態にしておく。それだけで、情報の管理はずいぶん楽になります。

ただ、こういったタイプの方の多くは「自分はそういう性格だから」の一言で片づけてしまいがちです。
結局のところ、本人が変わろうとしない限り何も変わらない。そこが、最大のネックだと感じています。

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